最近ギグワークという働き方が様々な業界で注目されています。
今までは派遣やアルバイトなど、企業と雇用関係を結んだうえで働き収入を得ることが当たり前でしたが、昨今では「発注者と受注者」といった業務委託のような関係になっていることが多く、そういったギグワーカーは個人事業主という扱いになります。
そもそも「ギグワーク」という概念は2019年頃にアメリカで発祥したもので、ギグ(Gig)とワーク(Work)を組み合わせた言葉です。主に〝短時間・単発でできる仕事〟を指すのですが、2020年の新型コロナウィルス感染症により時短勤務やリモートワークの導入、そして働き方改革などで副業を認める企業が増えたことで、「スキマ時間の有効化」や「収入減を補うため」にギグワークの普及が一気に加速しました。
特にコロナ禍においては日本も例外ではなく、緊急事態宣言やまん延防止等重点措置が実施され人々の外出は制限されることとなり、大型ショッピングモールや娯楽施設など多くの人が集まる大規模施設は軒並み休業、中でも観光業・サービス業・飲食業などは大きな打撃を受けました。
そうした状況の中、右肩上がりに成長を遂げたのが、今やギグワークの代名詞とも言えるUber Eats です。コロナ禍での外食自粛を受けて利用が拡大し、ユーザーも「おひとりさま」から「ファミリー層」へと需要が拡大、サービス開始時は150店舗だった提携レストランも2022年7月末時点では18万店舗となり、Uber Eats に加盟する提携レストランもユーザーも圧倒的に増え、一気にフードデリバリー市場の覇者となりました。
これまで自社のアルバイトを雇用して配達をしていた出前館もギグワークを導入し、自社雇用アルバイトの配達員からギグワーカーへの委託へと完全移行したのです。
このような背景もあり、コロナ禍により閉店や倒産で職を失った人たちが新たにギグワークを始めたり、今まであまり注目されてこなかった軽貨物運送業がギグワークとして脚光を浴びることとなったのです。
軽貨物で言えば、Amazonがギグワークとしての認知度を高めてくれました。Amazonはもともと配達業務を佐川急便やヤマト運輸に依頼していましたが、その大手宅配業者二社が撤退したことが始まりでした。Amazon側は、荷物をたくさん出すから単価は安くしてねということで大口顧客ではありましたが、Amazonとの大口契約は確かに数字だけで言えば売上はあがるけれど経費を引くと赤字だったので、大手宅配業者としても撤退したかったのでしょう。
ならば自社で配送をやるからいいよ!ということで始まったのが、中堅運送業者への委託(=デリバリープロバイダー)と個人事業主への直接業務委託(=Amazon Flex)でした。
Amazon Flexが日本で展開されるまで、佐川急便やヤマト運輸などで業務委託をしていた軽貨物ドライバーの報酬は、個数単価×配達完了個数の完全出来高制でした。
しかし、Amazon Flexの報酬形態は、5時間オファーで10,000円、7時間オファーで14,000円など、1時間あたり2,000円という時給制だったのです。
1日最大12時間までのオファー獲得が可能で、一週間では最大50時間までの稼働が可能な為、単純計算して月40万円の報酬がもらえることになります。働く⽇時を⾃由に選び、⾃分のペースで報酬を得る、Amazonは今までにない新しい働き⽅のできるプラットフォームを作り上げたのです。
Uber Eats もAmazon Flexも、こうしてギグワークの代名詞となりました。
登録しておくべきアプリは?
ここでは、軽貨物運送業をやる上で登録しておいて損はないので、登録しておくべきマッチングアプリを紹介していきます。
・Uber Eats 〈PR〉
はい、Uber Eats です!
軽貨物でUber Eats …??と思う方もいらっしゃると思いますが、Uber Eats はスキマ時間にその場でアプリを立ち上げて稼働できるのでおすすめです!
例えば、仕事が終わって自宅に帰るまでの間だけ稼働してもいいですし、ちょっと今日は用事があるから高速乗って帰ろうかなっていう時も昼間のうちにその高速代の分だけ稼動しよう!とか出来ます。
それから、雨などで天候が優れない時は自転車やバイクで稼働する人が減るのに注文は増える傾向にあるので、雨の日こそ軽貨物でUber Eats は稼ぎ時です!
特に雨の日クエストがつく時なんかは、めちゃくちゃおいしいです♫
Uber Eats はユーザーから思いがけずチップをもらえることもあるので、そうするとモチベーションもあがるし嬉しいし最高です。笑
とりあえず登録だけでも、しておいて損はないと思います!
・出前館
はい、これもUber Eats 同様フードデリバリーではありますが、地域によって出前館が良く鳴る地域などもあるので、うまく使い分けして使用するといいと思います。
出前館も、曜日や時間帯でブーストがついてることもあるので、Uber Eats と同時稼動して鳴った方をこなしていくのもありです。
出前館公式HPでは、1配達平均750円以上を謳っています。
ちなみに、2023年10月1日〜2023年11月30日まで〝出前館デビュー応援キャンペーン〟を開催していて、キャンペーン倍率50%UPしてます!是非この期間内に稼動してみましょう!
・PickGo
こちらは、言わずと知れたマッチングアプリ、PickGoです。
全国の個人事業主ドライバーが使う軽貨物プラットフォームで、スポット便や定期便、長距離配送など様々な案件があります。
オンラインモードで稼働すると、近くで案件が出た時に優先的にオファーが届いてエントリーできたり、時間や条件を見て好きな仕事が選べます。
配送ドライバーの確定は荷主が行っており、人気な案件は競争率も高く落選してしまうこともありますが、めげずにエントリーしてPickGoで案件を獲得をしましょう!
・ハコベル
ハコベルは、2022年にラクスル株式会社とセイノーホールディングス株式会社でジョイントベンチャーを設立しパートナーシップを結んだことが記憶に新しいですが、こちらもPickGo同様、全国の個人事業主が使う軽貨物プラットフォームです。
ハコベルとPickGoの違いですが、PickGoはエントリー後当選して初めて仕事が出来ますが、ハコベルは仕事を受注した時点でその案件は確定となります。
ハコベルは比較的当日の緊急配送依頼は少なく前日までに案件が出ることが多いので、先々の予定を組みやすいです。
ハコベルは、普通自動車免許取得後1年以上経過していることや、営業許可取得済みであることなど、事前に登録の審査があるので、しっかり準備をしてから登録しましょう!
・Amazon Flex
Amazon Flexは、散々記事に書いたのでもう説明要らずかもしれませんが…。笑
報酬は、日曜日締めの翌週火曜日払い(銀行によっては水曜日のようです)です。
1日12時間までオファーが獲得でき、一週間で最大50時間の勤務が可能となっています。
Amazon Flexだけではなく、Amazon Fleshという食品の配送オファーも選ぶことができ、食品の配送は2時間枠が多いです。
オファーは一週間前から表示され早い者勝ちとなっていますが、24時間前までにキャンセルをすればペナルティを受けないので、ちょこちょこキャンセルでオファーが表示されたりするので、こまめにチェックすることをお勧めします。
いかがでしたか?
一重にギグワークと言っても様々なプラットフォームがあるので、とにかくやってみて自分に合うスタイルを確立するのが大事かなと思います。
軽貨物で自分スタイルを確立して稼いでいきましょう!o(^▽^)o
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