今や、軽貨物の配送マッチングサービスには欠かせない存在となったPickGo。
PickGoを知らない人のために説明するとすれば、アプリひとつで荷主と配送員のマッチングをしてくれるという、登録配送パートナー数No.1の配送プラットフォームのことです。
コロナ禍を機にギグワークという働き方が世の中に一気に浸透しましたが、未経験からこの業界に飛び込んできた方も少なくないと思います。
軽貨物で個人事業主になったはいいけど、実際に仕事ってどこからとってくるの?どんな仕事があるの?単価としてはどれくらい貰えるの?といったような疑問については、正直言って、PickGoのアプリに登録すればすべてわかります!
PickGoの案件をみれば、実走ベースの場合は走行距離に応じた運賃表なども載っているので、距離や拘束時間などでなんとなく相場を知ることが出来ます。
ということで、まずはアプリをインストールして登録すべし!!!
PickGoはズバリ稼げない?
私が初めてPickGoに登録したのは2020年です。
当時のPickGoはスコアランキング制度をとっていたので、案件運行後につく荷主からの評価がよくない人や、台車・ヘルメット・安全靴等の装備品が少ない人のスコアは低く、スコアの低い人はそもそも荷主から選んでもらえないので案件に当選しない…という負のループだったんですね。
登録したばかりでスコアが低いから選ばれない→いつまでも案件こなせないからスコアもずっとあがらない→結局は、古株が勝ち組か…と思っておりました。
実際、2021~2022年のPickGoの私のポイント申請履歴は下記の通りで、年に3回ずつしか出金申請してないんですね。だって、そもそも案件が全然当たらないから。当たったとしても、遠距離とか中距離のおいしい案件は一切当たらなくて、時間制チャーターの案件だけ…。
正直に言います…(;´・ω・)
PickGoは稼げなかった!
少なくとも2021-2022年までは!
私も、PickGoって全然稼げなくない?って実際に思っていたし、当時はPickGoよりもAmazon Flexを主軸にして働いてました。
しかし、2023年に入ってからそんな私にも変化が…(◎_◎;)
そう、あることをしただけで、PickGoの案件当選率や、全体的な稼働量が一気に増えることになるんですね。
見ての通りですが、2023年に入ってからはほぼ毎月出金申請をしています。
では、なぜ私がPickGoでこれだけの差を生み出すことが出来たのか、お話ししていきたいと思います。
PickGoで稼げるようになるためにやったこと。
そもそも、2022年にPickGoが今までのスコアランキング制度を廃止してチケット制度たるものを導入しました。このチケット制度というのは、案件をこなしてコブシの数を集め、20コブシにつき1枚のチケットが獲得出来るというものです。
ランクは、レギュラー・ブロンズ・シルバー・ゴールドの4種類あり、オンラインモードの合計オンライン時間や累計チケット枚数に基づいて翌月のランクが決まります。
私は一応毎月シルバーまではランクを持っていくよう意識しています。と言うのも、何度かゴールドランクになったことがありますが、思っていたほどゴールドの恩恵がなかったので。
チケットは、翌月のランク変動に関わるだけでなく、高額案件にエントリーする際に1枚もしくは2枚必要で、高額案件を狙うのであれば何枚かはストックしておきたいという非常に重要なものとなっています。
とは言え、そのチケットを貯めるのが結構一苦労で、ビジネス案件だと1案件につき2〜7コブシ(時間帯や曜日で変動)しか獲得できないため、出前館やセブンNowと言った食品・日用品の宅配案件をこなすことで1案件につき8〜16コブシ(時間帯や曜日で変動)獲得できるので、ビジネス案件が取れない時間などの隙間時間にはそちらを優先してコブシを貯めチケットを増やしていきます。
PickGoのカラクリとしては、高額案件は当選したとしても基本的に獲得出来るコブシは少ないように設定されています。そして、食品・日用品の宅配案件は多くのコブシを獲得出来るようになっており、本来であれば到底自ら進んでやりたいと思えるような案件とは言い難い、低単価の案件をこなさないといけないわけです。そうです、決して楽して稼げるわけじゃないんですね(°_°)
そしてここからは、そのチケットが手元にあるとより良いということを大前提として、PickGoのアプリでするべき設定についてお伝えしていきます。
なんら難しいことはありません。
・稼働中はオンラインモードにする!
・案件を、〝発注順〟表示にする!
はい。これだけです!
ビジネス案件は、接車時間順・発注順・報酬が高い順の3パターンから選ぶことが出来ますが、私は今までこれをフォーマット設定の接車時間順にしていたんですね。
これを発注順にするだけで、荷主が案件依頼をかけた順で表示されるのでより早く最新の案件をみることが出来るようになります。
つまり、荷主が案件依頼を出してすぐにエントリーすることが出来るようになれば、荷主の目に触れる可能性がグンとあがるわけです。
冒頭でも言ったように、PickGoは登録配送パートナー数No.1を誇る配送プラットフォームです。うかうかしてるとすぐに何十人、何百人と、その案件にエントリーする人が増えていきます。つまり何が言いたいかというと、エントリーは早いに越したことはない!ということです。
案件が出てから数時間後にエントリーした場合、荷主が誰にしようか選ぶときにはかなり下の方に埋もれている可能性が高いのです。最悪、荷主の目に触れることなく他の人が当選してしまうことも十分に有り得ます。だから、案件が出たらすぐにエントリーできるよう、発注順で表示させることがとても重要なのです。
Googleの検索エンジンで検索をしたときに、上位表示されるページしかみないのと同じ心理ですね。見るとしたって、2~3ページ目までですよね?荷主も同じです。100人エントリー者がいたとして、一人一人プロフィールに目を通してじっくり人選する時間のある荷主なんて、ほんの一握りです。だから、エントリーの時点でほぼ勝負が決まると言っても過言ではないです。案件についての詳細は、エントリーした後に確認するくらいの気持ちでいたほうがいいです。そのときに、「4mの長物があるのでキャリア付き希望」「幌車希望」などの条件が出ていたらエントリーをキャンセルすればいいだけのことです。なので、案件が出たらとにかくエントリーすることを最優先します。
「最短」案件の心得。
特に「最短」案件の場合においては、荷主は最短で荷物を集荷にきてくれる人を探しているので、現在地から最短で行ける時間を選択してエントリーします。
「最短」案件の場合、私の体感だと5〜20分で行けるくらいの距離であれば当選する可能性は、十分にあるかと思います。
もちろん、待機してる人たちがゴロゴロいるエリアでの最短はそれだけライバルも多いので、最短5分でエントリーしても落選することは多々有ります。都内だと大田区、神奈川だと川崎、千葉だと柏市や市川市、群馬なら高崎市、埼玉なら三郷市や朝霞市など、案件の出やすいエリアはどうしても待機している人が多いので最短5分でも落ちます。
なので、私の場合はあえてそういう場所での待機はしません。
そもそも、私自身〝待機が苦痛〟な人間なので、オンラインモードにしたままセブンNowしたり出前館したり個人案件をみながら動いてることが多いです^^;
オンラインモードにして動いていれば、近場で案件が出た時に優先通知が届くこともあるので、エントリーした後に案件の方面に向かい始めます。そうです、もう向かい始めるのです!(勿論ですが、最短でも20分以上かかる場合はダメ元エントリーなので向かわないこともあります。県を跨いで60分とかかかってしまう場合は向かいません。そもそもが無理ゲーってやつなので。)
1番最初にエントリーした人を当選させる自動当選システムを採用している場合もありますが、「最短」で出ている案件は急いでることが多いので人選も早い傾向にあります。
なので、エントリーしたら向かい始めますが、稀に「最短」なのになかなか決まらないこともあります。
そういう時は、エントリーした時よりも向かい始めて距離が近くなっているはずなので、エントリーし直します。
私は、最短35分の場所でエントリーしてから向かい始め、最短15分、最短10分、最短5分と何度も最短集荷時間を変えてエントリーし直して最終的に当選したことがあります。
もちろん、エントリーし直してる間に荷主が誰か他の人を当選させてしまうこともあるのでリスクはありますが、何度かそのやり方で最短時間の変更をして当選した事があります。
なので、「最短」案件については、最短でこれる人が優先で選ばれる傾向はかなり強いと思われます!
エントリー時のコメントについて。
PickGoでは、ビジネス案件にエントリーする際ドライバーがコメント出来るようになっており、そこにはいくつかの定型文が用意されています。
私は最初、この定型文を何かしら選んでエントリーしたり、時には手打ちで入力したりしてエントリーしていました。
でも、2023年に入ってから、このコメント入力を一切やめたんですね。無記入でエントリーするようにしたんです。え?何故かって?定型文を選んでる間にも、他の人が先にエントリーしてしまうからです。
特に「最短」案件は、定型文を選んでる間に、『この案件は既に他のドライバーで決定しています』と表示が出てエントリーすらさせてもらえないまま終わることもあるからです。
だから、コメント入力をやめたんです。
普通は逆のことをしますよね?私も、コメント入れた方が印象もいいと思っていたから絶対に入れるようにしていたし、なんで当選しないんだろう?て他の人に聞いても、コメントちゃんとオリジナルの入れてる?とかアドバイスされたこともあって、コメント入れるのは必然だと思ってたんですよ。それが当たり前みたいに。
でも、実際PickGoで仕事が取れるようになったのは、コメント入れる手間を省き始めてからなんですよ、不思議なことに。
その結果、2021〜2022年の当選率とは比にならないほど、ビジネス案件に当選するようになりました!
たったこれだけのことで、PickGoの収入が劇的に変わり、今まではAmazon Flexを主軸としていましたが気付けばもう随分と長い間アマフレには行っていません。笑
ただ、まだ数回しか当選したことがない荷主の案件には、「前回も担当させていただきました。また配送させていただけたら光栄です。」の定型文を選択することもあります。何故なら、初めての人を選ぶよりも、何度か依頼をしている人を選択する方が人間の潜在意識として安心感があるという核心を突いていると思うからです。なので、コメントの有無については、荷主によって臨機応変に変えています。
いかがでしたか?
アプリの設定、案件が出てからエントリーするまでの時間、エントリー時のコメント、これを変えただけで面白いようにPickGoで仕事が取れるようになりました。
PickGoで全然仕事とれないよー、当選しないよー、という方は是非やってみて下さい。
あ!
ひとつ言い忘れましたが、私はPickGoは副業であって、メインはPickGo以外で定期便の仕事をもっています。
だから、PickGo一本で動ける人はこの倍くらいは稼げると思ってます。
私の場合ですが、平日の9-14時は定期便があるためPickGoの仕事はできないので、それ以外の時間でこなせる案件をとってこの金額です。
PickGo一本でやればもっと自由も効くし、もっと稼ぐことはそんなに難しくないと思ってますし、実際私の周りにはPickGo一本でやっている人も多くて、月60〜80万くらいは稼いでます。
PickGoは稼げないと思っているそこの貴方!
稼ぐも稼がないも指の操作ひとつで変わりますので是非試してみてください。
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