そもそも、ハコベルって?
ハコベルは、マッチングプラットフォームとして、ドライバーと荷主をつなげるサービスです。ドライバーは登録することで、荷物を運ぶ機会を見つけることができます。荷主は自分の荷物を運んでもらうドライバーを見つけることができます。ハコベルは、安全性や信頼性を重視し、使いやすいインターフェースを提供しています。
ハコベル公式ページはこちら。
ハコベルの単価が低い理由。
ハコベルは、PickGoやAmazonFlex同様、アプリ完結型マッチングプラットフォームです。そのため、募集中の案件で自分が行けそうな案件にエントリーすればそのお仕事を獲得することが出来ます。
しかしながら、ハコベルはセイノーホールディングス株式会社とラクスル株式会社の傘下であるが故に、スポット案件の単価は西濃運輸価格であることが多く、ここだけの話、同じ距離をPickGoで走るともっともらえるのにな…単価安すぎるな…と思うことがよくあります。むしろ、そんなのばかりです。
通常、この業界では、軽貨物1台を動かす以上はどんなに距離が近くても最低4,000円の運賃をもらいます(個人間での取引は除き、あくまでもビジネス上の取引で)
ところが、西濃運輸のもともとの単価が安いので、ハコベルに手数料を引かれると尚更安くなってしまうわけです。正直、え?この金額で走るの?っていう金額で案件が出てます。
神奈川〜埼玉で7千円とか、茨城〜神奈川で良くて1万円とか、これは別途高速代が出るにしても酷すぎない?という金額なので、すぐにエントリーしようとはならず、思わず躊躇ってしまいますよね。
ハコベルの時間制チャーターが狙い目。
ここまでの記事をみると、まるで私がハコベルをディスってるかのように思うかもしれませんが、そんなことはありません(;’∀’)
ハコベルの時間制チャーターはスポット案件とは運賃計算が異なっており、大手チェーン店の時間制チャーターが多い為、比較的許容できる単価で案件募集がかかります。
ハコベルの場合、荷主が結構限定的なのであえてカテゴリ別で言いますが、時間制チャーターの募集をかけるのは主にネットスーパー・酒屋・引っ越し屋・宅配などです。
例えば、私の過去の運行履歴からピックアップするなら9時間で19,129円とか、6時間で12,800円とかです。そうです、時間制チャーターの場合、1時間あたりの単価が@2,000円を超えるんです。
スポット案件は単価が低いけど、実は時間制チャーターはそれなりにいい金額で出してくれてるんですね。
繁忙期の時は更に単価が跳ね上がることも多く、なんと12時間で30,360円、13時間で34,100円の案件も。
なので、私は個人的にスポット案件はPickGoメイン、繁忙期のチャーターはハコベル優先と決めて仕事を入れています。それぞれのいいところをつまみ食いですね、ɿ(。・ɜ・)ɾ
ハコベルは金額交渉が出来る!
案件はあるんだけど、金額があまりにも低いので誰も取らずにしばらく残っている…ということが日常茶飯事です。スポット案件で2,640円の案件とか、ゴロゴロ出てます。
例えば、今リアルタイムにハコベルの募集案件を見て出ているのが、20kmの距離走って2,904円。
PickGoなら、同じ距離走ったら4,400ptです。というか、PickGoの場合は依頼をかける以上、1km~20kmまでなら4,400ptです(※私はインボイス登録してるのでこの金額ですがインボイス未登録の方はもう少し低いです)
募集をかけてるのになかなか決まらない。そうなるとハコベルとしても〝荷主とドライバーをつなぐマッチングアプリ〟を運営している以上、いつまでもマッチングしないのは困るわけで、なんとかドライバーをみつけようと本気を出し始めるのです。
なかなか決まらない案件には、ある表示が出ます。
『時間変更で可能性あり』
『金額変更で可能性あり』
このふたつのボタンが表示されます。
画像はスポット案件のものですが、例えばこの案件に対して6,000円なら行ってもいいと思えば『金額変更で可能性あり』ボタンをタップし、希望額を入力します。
そうすると、その金額であれば応じられるから是非行ってもらいたい!とハコベルが判断すればハコベルのサポートから電話がきます。
この金額でお願いできますか?という最終確認が済めば、単価をあげてもらえます。
もちろん、あまりにかけ離れた金額を入力すればスルーされるので電話はかかってきませんが。笑
ただ、電話を待つ間に他のドライバーに案件を取られてしまう場合もありますので、そういう場合は希望金額を送ったあとすぐにその案件を仮押さえします。
仮押さえをした上で、自分からサポートに連絡してみましょう。
今出てる案件この金額なら行けるんですけどどうですか?と。
すると、その案件はすでに自分が押さえてるので誰にも取られることなく安心して担当者と金額交渉が出来るわけです。むしろ、その方が思ってたよりも上げてもらえるケースがあります。
例えばですが、6,000円ならやりたいと思ってた5,209円の案件が、6,200円まであげてもらえる可能性もあるわけです。
サポートにいちいち電話するのがめんどくさい、だとか、お金の話をするのはちょっとな…とか思う人もいると思います、なぜなら私自身がそうだったからです。
アプリで完結するのになんでわざわざ電話しないとならないの?と思ってました。
しかし、そういった交渉をして担当者と仲良くなっていくうちに『この案件は◯◯円までなら上げられるんで最大まで上げておくのでお願いします』とか結構頑張ってくれたりします。
どこまでハコベル側が金額をあげられるのかは、その時にどれどけ案件が出ていてそれに対してどれだけドライバーが足りていないのか?にも左右されるとは思うのですが、私の場合、時間制チャーターの金額交渉で元の金額から8,000円上げてもらえたこともあり、逆に「え?そんなにくれるの?笑」て聞いてしまったこともあります。
なので、担当者と仲良くなることで単価交渉がしやすくなる上に、思ってた以上の値上げに成功したりするため、電話することに抵抗がない人は金額交渉してみましょう!
持ちつ持たれつの関係で。
こうして担当者と仲良くなってくると、思ってもみない案件が舞い込んでくることがあります。
おそらくですが、担当者側も、「この人にお願いしたら金額によっては引き受けてもらえるかもしれない」という期待を少なからず抱いています。
それはそうですよね、いつも単価あげてくれてるんだから、見返りは欲しいものですよね。笑
ある日、明日空いてますか?と電話がかかってきました。私は、息子の習い事があったので、仕事ではないけど予定があるので、と答えました。
いつもなら、「わかりました〜、またお願いします〜」で終わるのですが、その日は違かったんですよね…。繁忙期だったし、どうしてもその案件に穴をあけるわけにはいかなかったのでしょう。
「いや!まず!まず聞いて欲しいんです!まず、その予定はズラせる予定ですか?」と聞かれたので、まぁズラせると言えばズラせるけども、正直あまりズラしたくはないと答えました。しかし、「とりあえず、まず金額を聞いて欲しいんです!金額を聞いてから考えて欲しいので、先に金額を言わせてください!!!」と。
そこまで言われたら、こちらも、お…おう。。。となりますよね。
「9時~22時の時間制チャーターで、41,800円出すのでなんとかその予定をズラして頂けませんか?!」って…え…そんなくれるん???じゃあ予定ズラそうかな…ってなりましたよね。笑
そんな必死にプレゼンされたのはその案件がダントツなんですけど、他にも何度か結構な金額を出してくれたことがあって。こればかりは人対人なので、普段どれだけ担当者とコミュニケーションとれているのかにもよると思うんです。そうすれば、きっと担当者的にも、とりあえずあの人に電話して聞いてみよう!ってなると思うんです。
ハコベルの担当者とは、持ちつ持たれつの関係でいると意外なところで高単価の案件がとれるので、名前を覚えてもらうことが大事です。
まとめ。
ハコベルの金額交渉、是非トライしてみましょう!
※『時間変更で可能性あり』『金額変更で可能性あり』ボタンが表示されていない案件については、いきなりの金額交渉は難しいです!(なかなか決まらない時にようやく表示されるボタンのため)あくまでも、ボタンが表示されたら金額交渉してみましょうという内容になっています。
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