日本上陸が決定、Lalamoveとは?
香港を拠点とする物流プラットフォーム「Lalamove」が、2024年に日本にも上陸することが正式に決定しました。
2013年に香港で設立以降、タイ・フィリピン・ベトナム・マレーシアなど東南アジア市場を拡大してきたLalamoveですが、2022年12月末までにインド・メキシコ・ブラジル・バングラディシュにも進出し、今では世界11か国400以上の都市で事業を展開しており、今やPickGoやハコベルといった日本の代表とも言える配送プラットフォームに並ぶ物流プラットフォームになるのではないか?と、軽貨物ドライバーの期待を背負っています。
その理由の一つとして挙げられるのは、ユーザーが個人だけではなく、小売店ではセブンイレブン・国営石油精製業者のSinopecなど、大手企業が利用していることも大きく影響しています。
しかし、フードデリバリー戦国時代を振り返ってみれば、コロナ禍でフードデリバリー業界が過熱し、出前館・Uber Eats を筆頭にDiDiフード・フードパンダ・Woltなど外資系のフードデリバリーサービスが次々に参入、それに加え、楽天デリバリー・dデリバリーなど日本の企業もこぞってフードデリバリーサービスへ参入した結果、フードデリバリー戦国時代の衰退と共に事業撤退の発表も相次ぎ、生き残ったのは出前館・Uber Eats ・Wolt・menuの四社のみとなりました。
このような背景から、台湾発祥のLalamoveが現時点でどれだけの期待値があるのかはなんとも言えませんが、ただひとつ言えることは、LalamoveはUber Eats の軽貨物Ver.なのではないか?ということです。いわゆる、オンデマンド配送と呼ばれるもので、迅速な配達を求めるユーザーに対し、Lalamoveでドライバーをマッチングし、24時間365日いつでも最短で配達を手配できるというものです。
Lalamoveは日本上陸に向けてまず東京都内から始動すると発表していますので、Lalamoveに登録したドライバーの中でも都内で稼働しているドライバーに案件は優先されると予測が出来ます(2024年1月10日時点で)
2024年問題で物流業界に深刻な闇を抱える日本にとって、新規事業の拡大は需要があると思われると思いますが、実際2024年問題に直面し多くのドライバーが自主退職や副業と言った問題に直面する中、果たして日本での進出は吉と出るのか凶と出るのか…?
Lalamove登録の手順。
まず、Lalamoveのアプリをダウンロードします。ドライバー用とは別に、配送を依頼するユーザー向けのアプリがあるので、ハンドルマークのあるドライバー用のアプリをダウンロードします。
アプリを開くと、ログイン画面になりますので、新規登録の場合は「登録する」を選択します。
電話番号・稼働地域(現在は東京のみ)・車種の選択を行うと、登録した電話番号にモバイル承認コードが届きますので、その承認コードを入力することでドライバー登録のための追加情報を登録することが出来るようになります。
登録するにあたり必要となるのが、運転免許証・自撮り写真・自動車検査証・自賠責保険証・車両背面45度の写真(ナンバープレートが見えるように)の5点となりますが、その他に任意で提出が求められるのが任意保険証・日本での就労許可証明です。
特に不備がなければ、3分で終わるオンライン研修を受講し、およそ3~5日ほどでLalamoveから認証され、配送ドライバーとしてログインするための初回パスワードが届きますので、その初回パスワードを使ってログインします。
初回パスワードでログインした後、新しいパスワードを設定します。
ここまでが登録までのおおまかな流れですが、受注開始の準備が整った段階で出金に関して必要となる銀行口座の登録などが出来るようになります。
評価に関してはどうやら「良い」からのスタートのようですね。
現時点で、配送ドライバーのほうは新規登録を進めている状況ですが、ユーザーアプリのほうの準備がまだ整っていないようで、正式な稼働は未だのようです。
また、友達紹介で5,000円もらえるようですが、現在リンクを発行しても〝2023.12.31まで〟となっており、リンク切れで実質紹介料はもらえない状況です。
いつ本格稼働になるかわかりませんが、今はLalamoveがスタートするのを待ちましょう!
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