Amazon Flexでは、過去の契約履行状況をもとにデリバリーパートナーを評価しています。
具体的な評価項目としては、
・配達完了率(配達の品質)
・誤配(配達の品質)
・時間指定配達遵守(配達の品質)
・デリバリーステーションへの定刻到着(信頼性)
・24時間前キャンセル(信頼性)
の5項目で、自分がAmazon Flexからどう評価されているのかをアプリのダッシュボードで確認することができるようになっています。
度重なる24時間前のキャンセルや誤配達・未配達の多いデリバリーパートナーは、Amazon Flexから突然アカウント停止を言い渡されたりすることもあるため、この5点に関してはとても重要視されています。
この中で、
・誤配
・時間指定配達遵守
・デリバリーステーションへの定刻到着
・24時間前キャンセル
の4点については、普段から気をつけていれば余程イレギュラーな事柄が起こらない限りは守れるかと思います。
しかし、毎回稼働するデリバリーステーションが違うだとか、はたまたデリバリーステーションは同じだけどいつもコースがバラバラだとか、Amazon FlexがAmazon Flexであるが故に、ある意味毎日が「初めまして」「お久しぶりです」「ご無沙汰しております」の状況ですよね。
固定でコースがもらえるわけじゃないので、初めて行くエリアも多々ある状況下でデリバリーパートナーも十人十色、みんながみんな同じ数をこなせるのか?というとそうではないですよね。
積み込み方一つとってもそうだし、コースの周り方もそう、運転にあまり自信がなくて路駐のたびにどこに停めたらいいのか悩む人もいるだろうし、この〝タイムパフォーマンス〟というものについては、何をどうしたって人それぞれ違ってきてしまうわけです。
そう、この「配達完了率」こそが、デリバリーパートナーにとって配送品質の評価項目の中で1番ネックになっているのではないでしょうか?
その「配達完了率」を少しでも改善するために、ちょっとしたコツと言いますか、ヒントと言いますか、いい意味で死角を狙うと言いますか、抜け道といいますか…まぁ、ちょっとした小技をご紹介したいと思います。
ナビはGoogle Mapを使うべし!
Amazon Flexの配達アプリRabbitのナビゲーションは、一方通行や侵入禁止の標識を把握出来ていないことが多く、ナビゲーションに従うと平気で交通違反をさせようとしてきます。
それに、車が通れない道を通そうとしたり、結構むちゃくちゃな道を通らされたのに配達先がピンズレしてて、まさかのバック走行で今きた道を戻らなくてはならないことも多々あります(−_−;)
これは本当にタイムロスなので、ナビはGoogle Mapを使いましょう!
特に一方通行の多いエリアなどではGoogle Mapの方が交通ルールを加味したナビゲーションをしてくれます。
Google Mapの起動の仕方は、アプリのこの画面で右下をタップしたら立ち上がります。
いつまでも目的地に辿り着けないというのが一番のタイムロスなので、ここをまず改善してみましょう!
お客様が指定した配達方法を遵守する!
Amazonの配達方法は、基本的にはお客様が指定した方法で配達します。
指定できる配達方法はいくつもありますが、
✳︎対面受け渡し(置き配不可)
✳︎置き配
・玄関前
・ガスメーター
・自転車のかご
・車庫
・宅配ボックス
・ポスト
などです。
Rabbitはお客様が指定した配達方法が一番上に表示されるようになっていますが、他の配達方法を選ぶことも可能です。
ただし、Amazonがデリバリーパートナーを評価しているのが、「お客様の指示通りに配達をしたか?」という点なんですね。
つまり、玄関前の置き配を指定しているのにも関わらず、ご丁寧に宅配ボックスの項目を選んで入力してしまったり、逆にお客様が宅配ボックスを指定しているのに対面で渡したという項目を選んでしまったり。
これだと、お客様の要望通りに配達をしていないと判断されてしまいます。じゃあ、どうすればいいのか??
お客様が指定した配達方法を応用せよ!
【case1】
ブロックを受諾して稼動すると、前日の不在分の荷物が紛れ込んでいる場合がありますが、不在シールをみてみるとCUと書いてあるんですね。
CUは、不在のため持ち戻ったという意味なのですが、そのお客様はデータ上では玄関前を指定しているんです。
じゃあ何故昨日のデリバリーパートナーは持ち戻ったのか?
・配達先が一軒家だけどお客様不在でお届け出来なかった。
・配達先がマンションの為、お客様不在でお届け出来なかった。
持ち戻った理由として考えられるのは、上記の2点かなと思うのですが、基本的に置き配という概念を理解していないと前者のようなミスも有り得ますよね。
置き配の指定場所が玄関前なので、いいんですよ、お客様が在宅してようがしてまいが、玄関前に配達すればそれでOKなんです。
それで、意外と未だによくあるのは後者のケースなんですよね。お客様がオートロックマンションでエントランスに入れなかった場合の持ち戻り。
お客様の指定は確かに玄関前の置き配です。
でも、よぉーく考えてみてください!
宅配ボックスって本来、留守でお届け出来ない時に利用するものなので、玄関前指定されてても不在の時は宅配ボックス使用していいんですよ?
宅配ボックスの存在意義を忘れてませんか?
だから、私は玄関前の置き配指定でも不在なら堂々と宅配ボックスを利用するし、置き配した時に撮影する写真には宅配ボックスの前で不在票を撮影して配達完了させてます。
実際それでお客様からクレームが来たこともなければ、Amazon側から厳重注意を受けたこともありません。
Amazonとしては、とにかく荷物を出来る限りさばいて来て欲しいわけです。だから配達完了率をとても重視しているし、それがアカウントに傷をつけるくらいの評価ポイントとなるわけです。
なので、マンション住まいのお客様の指定が玄関前の置き配でも、不在なら堂々と宅配ボックスを使うことです。これ、ほんと今でも結構出くわします。宅配ボックスは留守なら使って下さい!
【case2】
お客様は宅配ボックス指定だけど、宅配ボックスに空きがなくて持ち戻りした場合。
宅配ボックスに空きがないのは仕方ないですよね。それに最近の宅配ボックスってサイズが小さくて、Amazonのダンボール箱が収まりきらない場合もあるので、〝宅配ボックスがあるのに使えない〟という状況になることも多いかと思います。
その場合はおとなしく持ち戻ることになるとは思うのですが、この配達物がパッケージ商品だった場合。私はポストに入るサイズであればポスト投函します。
宅配ボックスって配達する側もされる側も操作がめんどくさいし、ポストは大抵施錠してあることが多いので防犯上安全だと思っているからです。
なので、この概念で突き進むと、宅配ボックスへの置き配指定で、尚且つ宅配ボックスに空きがあったとしても、ポストに入るものは最初からポスト投函して配達完了させます。
Rabbitでは宅配ボックスの番号や暗証番号を入力する画面になっているので、そこには「ポストに入れました。」「ポスト投函しました。」等のコメントを入れて配達完了です。
宅配ボックスの操作がいらない分タイムパフォーマンスは良くなるし、荷物も持ち戻りにならず、一石二鳥です。
このケースも、私自身お客様からクレームが来たこともなければ、Amazon側から厳重注意を受けたこともありません。
【case3】
配達物がパッケージ商品で、ポストに入るサイズの場合。
私は、お客様が玄関前を指定していても、ポストに入るサイズのものはすべてポストに投函しています。
風が強い日とか雨の日とか、玄関前に置くよりもポストに入れてしまったほうが飛ばされたり濡れたり盗まれたりするリスクがなくて安全だと思うんですよね。
なので、ポストに入るものは全てポスト投函して、玄関前の写真はポストを映して配達完了させています。
このやり方も特にクレームもらったことはないです。
その方が断然配達スピードが早いです。
大きいマンションとかでもポストに入るものは全部ポストに入れて配達完了させてるので、滞在時間を大幅に削減することが出来ます。
ただ、置き配不可のお客様の場合だけは、保険じゃないですけど配達方法「ポスト」を選ぶようにしてます。
対面で完了したことにすると、その件でクレームがきたら面倒なので、そこだけは「ポスト」選んでます。
いかがでしたか?
こういった小技を使うことで、今よりも持ち戻りの数が減って配達完了率もあがるのではないかなと思います。
参考になれば幸いです。
コメント